9月19日未明の参院本会議で、戦争法案が強行成立されたのを受けて、日本共産党は緊急の党国会議員団会議を開きました。志位和夫委員長が満身の怒りをもって安倍自公政権を糾弾。今後のたたかいで、憲法違反の戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義、民主主義を取り戻す新たなたたかいと、安倍政権打倒のさらなるたたかいの発展を呼びかけました。国会議員団は力強く「頑張ろう」を三唱し、引き続くたたかいへの決意を固めあいました。
志位氏はこのなかで、「憲法の平和主義を壊し、立憲主義を壊し、民主主義を壊す、文字通り歴史的暴挙です。これをごり押しした勢力には歴史の審判が必ず下ることになるのは疑いありません」と厳しく指弾しました。
同時に、戦争法案反対のたたかいで見えてきた希望を、2点にわたって指摘しました。
一つは、全国で燎原の火のように広がった自覚的・自発的な戦後かつてない新しい国民運動です。「日本の未来にとっての大きな希望です。このたたかいは決して止まらず、よりいっそう発展することはまちがいありません」と強調しました。
いま一つは、国民の声と運動に応えて野党が結束して、成立阻止のため最後までたたかいぬいたことです。この点では、日の野党党首会談で、今後も憲法の平和主義、立憲主義、民主主義を守るため協力していくことを確認しています。
では、今後のたたかいをどう展望していくのか―。戦争法は憲法に背き、平和と国民の命を危険にさらすもので一刻も放置するわけにいきません。その存続は立憲主義、民主主義、法の支配という日本の存立の土台を根底から覆すことになりかねないものです。
志位氏が強く呼びかけたのは、憲法違反の戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻す新たなたたかいに立ち上がること、そして、安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させていくことです。
「たたかいは新たな段階に入りました。平和と民主主義を願う国民のたたかいとしっかり連携し、野党共闘をさらに発展させ、日本共産党としての歴史的責任を果たそうではありませんか」と力いっぱい訴えました。
【2015年9月19日[速報]】