「地震の国に原発いらない」「川内原発今すぐとめろ」―。熊本地震で、川内原発の地元でも震度4を観測し、不安が広がるなか、首都圏反原発連合(反原連)が15日に行った首相官邸前抗議。参加者は、地震大国・日本で原発推進にひた走る安倍晋三政権に怒りの声を上げました。
群馬県館林市の男性(42)は仕事帰りに参加しました。「熊本地震のニュースを見て、改めて日本が地震大国だと実感しました。地震のほかにも核のゴミの処理の問題、人のミスで重大事故に至る危険もある。政治の決断で原発ゼロにかじを切るべきです」
東京都江戸川区の女性(63)は「安倍首相は国民の声を聞かずに原発を動かしている。日本のどこでも大きな地震が起きる。日本中の原発は今すぐなくすべきです」といいます。
東京都稲城市の男性(67)は「安倍首相は、これだけ大きな地震が起きたのに、なぜ原発を止めようとしないのか。日本で原発の危険から逃れられる場所などありません。原発はなくすしかありません」と話しました。
この日、800人(主催者発表)が参加。日本共産党の梅村さえこ衆院議員がスピーチしました。
【「しんぶん赤旗」2016年4月16日付】