沖縄で起きた元米海兵隊員による女性遺体遺棄事件を受け、5月26日、女性国会議員や市民が参加する緊急集会が参院議員会館で開かれました。
沖縄県選出の糸数慶子参院議員は報告で、「基地があるがゆえの米軍による事件や事故が絶えません。沖縄が本土復帰してから今日まで約6000件の事件がが起きている。『沖縄の全ての基地を撤去してください』と亡くなった女性の父親は訴えています」とのべ、日米地位協定の改定と辺野古への新基地建設中止、米軍基地の撤去を求めました。
米兵にレイプされ、裁判を起こしたキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは自分の経験を紹介し、地位協定の改定を訴えました。
作家の落合恵子さんは「あと何度憤りと悲しみにみちた集会を行わなければならないのでしょうか。選挙で変えていきましょう」と語りかけました。
女性と人権全国ネットワークの佐藤かおり共同代表は抗議声明を紹介、「女性たちの平和と戦争資料館」の池田恵理子さんがあいさつしました。
日本共産党の紙智子参院議員、池内さおり、梅村さえこ、本村伸子の各衆院議員があいさつしました。
社民党の福島みずほ参院議員が「米軍基地の撤去を実現しましょう」と呼びかけました。
【「しんぶん赤旗」2016年5月27日付】