梅村さえこ-日本共産党党中央委委員・子どもの権利委員会副責任者
憲法、平和・人権

群馬・伊勢崎多喜二祭に参加

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 金子兜太さんが記念講演された、第9回伊勢崎・多喜二祭。念願がやっとかない、参加してきました。

 1931年9月6日。小林多喜二、村山知義、中野重治を講師にした
文芸講演会が現在の群馬県伊勢崎市で青年らが中心になり計画。

前売り入場券250枚が完売するという大きな期待の中、講演前に行われた茶話会の場で小林多喜二はじめ参加者が検束されました。

その報を聞いた文芸講演会に集まった聴衆たちは憤怒し、多喜二らが検束されて連れて行かれた伊勢崎を包囲しました。

大きな抗議の中、にらみ合いが続きましたが、大勢がとりかこんで、最終的には、誰一人の犠牲者も出さずに、奪還することに成功した歴史的な事件です。

 多喜二が日本共産党に入党したのは、この文芸講演会の後のことで、また、群馬でもこの時、赤旗(せっき)が全国的に2000部に対して150人の読者があったが、党員はほとんどなく、この文芸講演会と奪還のたたかいを経て、一年間で党を大きく広げたことも紹介されました。

 現在の伊勢崎の革新的な状況も、こうした戦前からのたたかいと党づくりがあったのだと改めて確信を強くし、また、北関東ブロックで、今日、こうした伊勢崎のみなさん、群馬のみなさんと、ご一緒に活動できることに、心から感謝したいと思いました。

多喜二は、この事前の茶話会では、文学と女性というテーマで発言したと説明がありましたが、

記念講演の金子兜太さんも、ご自身の戦中、戦後を通じて女性の役割、力を強調されました。

また、この多喜二祭では、多喜二奪還事件で、活躍した方々のご家族が紹介され、弁護士の平山知子さんがご家族を代表してあいさつされ、茶話会会場となった菊池さんのご家族の参加もあり、ロビーでしばし交流させていただきました。

 長谷田直之さんの「俳句で語る小林多喜二奪還事件」も素晴らしかったです。

 会場では、参院選比例候補として奮闘した伊藤たつやさん、藤岡の中沢秀平市議とも再会。群馬も青年ががんばっています。

そして、大澤綾子さんのミニコンサートは、涙がとまりませんでした。

 大澤さんは、私が選挙をたたかった時は赤旗記者さんで、いつも現場取材に徹し、とてもいい記事を書く記者さん。

その大澤さんが、「多喜二へのレクイエム」「ケサ・ラ」「命どぅ宝」「民衆の歌/ミュージカル〈レ・ミゼラブル〉」「ねがい」をドレス姿で、弾き語りで、心を込め歌いあげました。

その変身に「びっくらぽん」し、共産党は多彩だなと。

そして、「多喜二へのレクイエム」の歌詞、

どれだけ生きたかっただろう
どれだけ語りたかっただろう
あなたが命をかけ守ろうとし たもの
いま私たちがこの手で守り抜きたい
 この時代を生きる私たちがでは、先日、急死された、青年運動以来ともに活動をしてきた、党伊勢崎佐波地区委員長の八田和佳さんの姿を想いながらききました。

大澤さんがうたいあげたように、あなたが命をかけ守ろうとし たもの、いま私たちがこの手で守り抜いく、誓いたいと思います。

Facebookより

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