日本共産党の梅村さえこ衆院議員と学ぶ連続講座「私が憲法9条を守る理由~原点は蕨空襲~」が7日、埼玉県蕨市で開かれました。
梅村議員と学ぶ連続講座開く
元公明党副委員長の二見伸明さんが講演。二見さんは、蕨に住んでいた1945年4月、50人が死亡した「蕨空襲」を経験しています。
蕨空襲では自宅に焼夷(しょうい)弾が落ち、弟たちを連れて逃げたことや、戦後、学校の授業で憲法9条について習った体験を紹介し「9条は本当に大事。どうしても守っていかなければならない」と語りました。緊迫する北朝鮮情勢について「安倍さんは,『絶対に戦争をしない』という前提で北朝鮮と交渉すべきだ」と、対話の重要性を強調。共産党について、安倍政治を変えるための「野党共闘の要だ」と期待を寄せました。
梅村氏は「蕨にもこんな戦争があったということを未来に引き継ぎ、立場の違いを超えて、平和を守る地域にしていきたい」と語りました。
頼高英雄市長も参加し、あいさつ。「平和憲法の精神を守る立場から、非核三原則が厳守されることを強く希望し、世界のあらゆる国の核兵器の速やかな廃絶を願う」とした「蕨市平和都市宣言」を紹介し「これからも頑張りたい」と述べました。
【「しんぶん赤旗」2017年9月10日付】