国民の財産 共闘発展させ安倍政権倒す総選挙に
「政党あいさつ」で、日本共産党からは志位和夫委員長が、憲法53条による野党の国会開会要求を3ヵ月もたなざらしにしたあげくの臨時国会冒頭解散は、「森友・加計」問題での最悪の疑惑隠しで、憲法違反だと批判。参加者も「許せない」などの声を上げました。
菅義偉官房長官が北朝鮮の核・ミサイル問題を挙げ安保法制=戦争法を「つくっておいてよかった」と述べたことに、志位氏は「反対ではないか」と批判。安保法制による「米艦防護」「燃料補給」が秘密裏に強行されており、万が一、軍事衝突が起きたら「日本が自動的に参戦することになる」、「憲法違反の安保法制=戦争法はきっぱり廃止する。北朝鮮問題の唯一の解決の道は経済制裁強化と一体に対話による解決に取り組む以外にありません」と訴えました。
志位氏は、野党と市民の共闘は、市民の「野党は共闘」の声に押されて始まったもので「4野党だけのものではないし、いわんや民進党と共産党のものでもありません。国民の共有財産です」と強調。「2年間の共闘の成果を土台に、野党の市民の共闘を発展させ、安倍政権を倒し、新しい政治をつくる総選挙にしていこう」と呼びかけると、参加者は「がんばろう」などの歓声で応えました。
民進党の小川敏夫参院議員会長は、「野党が力を合わせて安倍政権を倒そう」と発言。社民党の福島瑞穂副党首は「国民の力で安倍政権を退陣させよう」と訴えました。自由党の小沢一郎代表は「安倍政権を倒す一点でなんとしても結集を」とのメッセージを寄せました。
【「しんぶん赤旗」2017年9月20日付】