「しんぶん赤旗」12月25日付・1面より
安倍内閣が来年10月実施をねらう消費税10%の中止を求める「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」は24日、東京・新宿駅前で初めての宣伝行動を行いました。30年前の消費税法導入採択が行われた24日に合わせて行われました。
同ネットワークは、映画監督の山田洋次さんや同志社大学大学院教授の浜矩子さんらが呼びかけて結成されました。
主婦連合会の有田芳子会長は、「消費税は、お年寄り、若者も赤ちゃんも関係する問題。消費者として声を上げよう」と呼びかけました。
クリスマスイブにちなんでサンタクロースとトナカイの着ぐるみを着たメンバーが、消費税に反対か賛成かを問うシール投票を呼びかけると、通行人が次々に応じました。反対は70、賛成は8でした。
全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は、経済的理由で、治療の中断や受診抑制が起きているとし、生活を守るために、消費税の引き上げは許されないと語りました。
東京大学名誉教授の醍醐聰さんは、安倍政権は米国から兵器の“爆買い”のために、社会保障を削り、消費税引き上げを行おうとしていると批判しました。
NPО法人医療制度研究会副理事長の本田宏さんは、声を上げないところから削るのがいまの政権の特徴だと述べ、消費税増税に反対する声をあげていこうと訴えました。
この日、消費税廃止各界連絡会と消費税をなくす会の宣伝が各地で取り組まれました。日本共産党も統一地方選や梅村さえこ参院選挙比例予定候補も訴えました。