「しんぶん赤旗」4月30日付・首都圏版より
野党共闘をすすめる埼玉女性の市民連合は27日、さいたま市で「憲法13条・24条がいきる社会ヘ――性差を超えて自分らしく生きるとは――」と題してシンポジウムを開催し、93人が参加しました。
鈴木幸子弁護士は、女子差別撤廃条約や候補者男女均等法(政治分野における男女共同参画推進法)などに言及し、「法整備だけでは不十分。偏見や慣習がおかしいと気付ける教育が必要だ」と語りました。
芳賀厚子産婦人科医は、妊娠が幸福と結びつかなかった事例を紹介し、「つらい境遇になる子どもを減らすためには、一人親でも経済的に自立できるようにしなければならない」と訴えました。
なのはなユニオンの鴨桃代委員長は、長時間労働の問題に言及し、「労働時間を短くするだけでは、くらしていけなくなる人が多い。貨金の底上げとセットで取り組まなければならない」と指摘しました。
同市民連合の秋山淳子共同代表は「主権在民とは何かを考えることが、誰一人として取りこぼさない社会につながるはずだ」と呼びかけました。
日本共産党の梅村さえこ参院比例予定候補、前原かづえ県議、鳥羽恵さいたま市議、社民党埼玉県連合の武井誠代表、池田万佐代同副代表らも参加しました。
シンポ後にはパレードも行われ、参加者は「女性の頑張り平和をつくる」とコールしました。