「しんぶん赤旗」10月8日付・5面より
総会活発に
消費税をなくす全国の会の総会(5日)では、「消費税10%の強行で、日本中に怒りが満ち満ちている。いまこそ『なくす会』の出番だ」「消費税を減税・廃止する野党連合政権の樹立へ、野党と市民の共闘を発展させよう」など、活発な討論がされました。
消費税10%に反対する意見書が県内34市町村中20議会で可決された高知県からの参加者は、1日に高知市で取り組んだ「怒りの抗議行動」について発言。10%の撤回と5%への減税を求める署名に若い世代からも次々と協力が得られたと述べ「5%に下げよ、という提案が共感を呼んでいます。対話を力に、減税へ全力をあげたい」と話しました。
“暮らし良くする”
大阪府からの参加者は、堺市に本社を置く中堅スーパーが、増税に対応するレジの導入費用を出せず、9月いっぱいで廃業したと報告。5%への減税を求める署名には「年金は下がる一方なのに10%では暮らせない。これは、いい署名だ」などの声が寄せられていると述べ「この署名は、暮らしを良くする希望の署名です。取り組みを強めたい」と語りました。
福島県からの参加者は、10%への増税を機に店を閉じた雑貨店主の「安倍政権への怒りでいっぱいだ」という思いを紹介。福島第1原発の事故後、必死に営業を続けてきたものの、10%は乗り切れないと廃業に追い込まれたのです。「きたる総選挙で、消費税5%への減税を掲げる野党連合政権の誕生へ力を尽くす」と話しました。
“最も大きな役割”
全国の会常任世話人の梅村さえこ日本共産党前衆院議員は、30回目の総会を迎えた「なくす会」はいま、結成以来、最も大きな役割を担っていると発言。参院選で野党共闘が大きく発展したと述べ「総選挙で安倍政権を退陣させ、消費税を減税・廃止する政府をつくりましょう」と呼びかけました。
総会は214人の世話人と18人の常任世話人を選出し、木口力氏が引き続き事務局長となりました。
総会へは日本共産党と、れいわ新選組から連帯メッセージが寄せられました。