「しんぶん赤旗」7月21日・2面より
埼玉県知事選が20日告示(8月6日投票)され、日本共産党公認の柴岡ゆうま候補(39)=新=が第一声を上げました。柴岡氏をはじめ、現職の大野元裕氏(59)=自民、公明、立民、維新、国民支持=ら現新3人が立候補しています。
さいたま市のJR浦和駅西口で行われた第一声には、共産党の田村智子副委員長・参院議員が駆け付けました。田村氏は、4年前に共産党も自主支援して誕生した大野県政について、党県議団の奮闘もあり前進もあったものの、国民健康保険税の引き上げ方針を示し、県立高校の統廃合などを進めていると指摘。「自公や維新が大野氏を応援するなか、柴岡さんで暮らし応援の県政を実現しよう」と強調しました。
大軍拡や健康保険証廃止、暮らし、人権の問題で国にものを言う知事が必要だとして「傷つき苦しんでいる人の側に立ち、みんなで手をつないで『誰もが幸せになれる埼玉県をつくろう』という優しい知事が求められている。あなたの力で政治を変えましょう」と呼びかけました。
柴岡氏は、物価高騰に苦しむ高齢者や農家、奨学金返済に困る若者、インボイス制度により廃業を考えるフリーランスの声を紹介。「『生きることが、こんなにも大変だとは思わなかった』との県民の声があふれています。生きることを励ます埼玉県をつくります」と力を込めました。
塩川鉄也衆院議員も応援演説。志位和夫委員長がメッセージを寄せ、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補が紹介されました。