安倍晋三政権が今国会で成立を狙う戦争法案に反対し、6月20日、全国各地で集会やパレードなどの行動が繰り広げられました。この日、戦争法案にレッドカードを突きつけようと、赤いファッションで女性たちが国会を包囲しました。「女の平和」行動です。前回の2倍を超える1万5千人が手をつなぎ、「戦争法案いますぐ廃案」などと唱和しました。
呼びかけ人の元中央大学教授の横湯園子さんは「怒りの赤で法案を廃止させましょう」と力をこめました。作家の渡辺一枝さんは、戦争から帰ってこなかった父親のことをこれまで話したことがなかったといいます。「こんな思いをこれから生まれる子どもたちに味わわせたくない」。
音楽評論家の湯川れい子さん、学習院大学の青井未帆教授、日弁連の藤原真由美憲法問題対策本部副本部長らが「違憲の戦争法案を廃案に」と訴えました。
前回は1人で来た東京都武蔵野市の女性(48)は、同じマンションの友人と一緒に参加。「同世代にもっと語りかけたい」と話します。
神奈川県横須賀市の女性(41)は「戦争に行きません 誰一人行かせません」と書いた横断幕を持って20人の仲間と参加。「戦争する法案だとわかれば、みんな反対だと手をつなげます。今、行動が必要です」
神奈川県相模原市の中学教員の女性(55)は「教え子100人に今日のことを手紙に書き、送ります」と話しました。
日本共産党の梅村さえこ、畑野君枝の両衆院議員、民主党の国会議員があいさつしました。
【「しんぶん赤旗」2015年6月21日付】