梅村さえこ-日本共産党党中央委委員・子どもの権利委員会副責任者
原発・放射能・災害

豪雨災害河川氾濫 1万8千戸が浸水

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 記録的豪雨で関東・東北では床上床下浸水が計1万8千軒をこえる大きな被害がでました。茨城、栃木、宮城の3県で死者7人、約3千人が避難生活をしています。(9月15日、内閣府発表)日本共産党は国会議員団として災害対策本部(本部長・塩川鉄也衆院議員)をたちあげ、地方議員とともに被災地で救援活動に力を尽くしています。
 73の河川で堤防の決壊や氾濫が発生。約7900戸が停電し、最大で約2万6000戸が断水するなど、ライフラインにも大きな被害を与えました。

 鬼怒川(きぬがわ)の堤防が決壊した茨城県常総市(人口6万5110人)では市域の3割以上にあたる約40平方㌔が浸水。県内では約1万2000戸が床上床下浸水し、約2500人が避難しています。

 日本共産党の塩川、梅村さえこ両衆院議員は12日、山中たい子県議、石川栄子、堀越道男の両党市議たちと常総市に入り、被害を受けた住民から要望などを聞きました。

 高杉徹・常総市長から被害状況を聞いた塩川氏は、罹災(りさい)証明書の弾力的な発行や、二次避難所としての旅館やホテルの借り上げなどを提案しました。

 栃木県では約4100戸が床上床下浸水。土砂崩れなどによる住宅被害も多く、全壊半壊一部損壊は約90戸にのぼりました。

 塩川、梅村両議員は11日野村せつ子栃木県議、阿部秀実市議とともに県内でもっとも被害があった鹿沼市に入り、佐藤信鹿沼市長と意見を交わしました。同市では、263戸が床上床下浸水しました。

 東日本大震災でも大きな被害をうけた宮城県でも、床上床下浸水は約1600戸にのぼりました。
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は、12日、渋井川の堤防決壊など被害が広がった宮城県大崎市を調査。小沢和悦市議団長、鎌内つぎ子市議らも同席しました。西荒川地区では一時、1200人が孤立しました。宮城県は2001年に河川の整備計画をたてていましたが、ほぼ手つかずの状況でした。

 高橋議員は農水省、国交省、市の担当者とあい、迅速な排水や支流堤防への支援などを要請しました。
 党災害対策本部は14日に会議を開催。塩川議員は「現行制度を最大限活用することに加えて、必要な仕組みは新たにつくっていく。地方議員とも連携して取り組みをすすめる」などとのべました。

          【「しんぶん赤旗」日曜版2015年9月20日付】

 

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