戦争法廃止、立憲主義回復を最大の争点にして、4野党プラス市民・国民と自、公明との大接戦、大激戦になっている衆院北海道5区補選は、24日が投票日です。最終日の23日、市民と4野党が共同で推す池田まき統一候補の陣営におは、日本共産党、民進党、生活の党の国会議員が駆けつけ、街頭にずらりと並んで共同の力をアピール。一票一票しのぎを削る選挙戦を何としても勝ち抜こうと気迫を込めて訴えました。
一方、自民党陣営は岸田文雄外相ら国会議員を続々と投入し、檄を飛ばしました。
札幌市の街頭。各野党の垂れ幕が掲げられた宣伝カーの上で、日本共産党の小池晃書記局長、穀田恵二国対委員長、笠井亮、畠山和也、梅村さえこ、池内さおりの各衆院議員、紙智子参院議員と、民進党の山尾志桜里政調会長、前原誠司、細野豪志、松木謙公の各衆院議員ら、生活の党の山本太郎共同代表がマイクを握りました。キャリーバックを持った通行人や、子どもを抱いた母親らが次々と足を止めて聞き入り、注目を集めました。
小池氏は、安倍政権が憲法を無視し民主主義を踏みにじっているとして、「安倍政治があまりにもひどい。だからこそ野党は一つになった」と指摘。「市民と野党が一つにまとまれば絶対に負けない。この選挙で示せば日本は必ず変わります」と力を込めました。
「共産党議員と一緒に演説するのは生まれて初めて」と語る前原氏。「独裁政治を倒すために野党が力を合わせるのは当たり前だ」
細野氏は「いろんな政党、政治家がここに立っている。いろんなものを乗り越えて果たそう」と訴えました。
「市民連合」の山口二郎法政大学教授は「野党結集の土台には市民の結集がある」と訴えました。
熱心に手を振っていた大野朋子さんは「戦争法廃止と生活苦をなんとかしてほしい。私は無党派ですが、野党共闘で受け皿ができた。池田さんに勝ってほしい」と話しました。
【「しんぶん赤旗」2016年4月24日付】