自治労連(日本自治体労働組合総連合)、全大教(全国大学高専教職員組合)、医労連(日本医療労働組合連合会)の3単産は19日、東京都内で、安心・安全の医療・介護の実現と、医療・介護従事者の夜勤改善・大幅増員を求める国会議員要請、署名提出行動を実施しました。3年間で集めた署名は118万人を超えました。行動には全国から267人が参加しました。
署名は▽看護師など「夜勤交代制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間以内、勤務間隔12時間以上」とし、労働環境を改善する▽医師・看護師、介護職員などを大幅に増やす▽国民(患者・利用者)の自己負担を減らし、安全、安心の医療、介護を実現するーことを求めるものです。
衆院第1議員会館で開かれた集会で医労連の中野千香子委員長があいさつ。署名の紹介議員は100人となり、公明党を除くすべての会派に広がったと報告。労働時間の規制やインターバル規制の実現、夜勤軽減と大幅増員にむけて運動を広げていくことを呼びかけました。日本共産党から田村智子副委員長ら6人の国会議員(梅村議員も参加)、民進党の国会議員が連帯のあいさつをしました。
集会に先立ち、3単産の代表が厚生労働省に要請し、現場の過酷な実態調査と要請書を届けました。日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が同席しました。
応対した二川一男事務次官は「労働環境が厳しい状況にあることは認識しています。現状を把握し改善したい」と対応しました。
正午から、衆院第2議員会館前で白衣のアピール行動を行いました。
【「しんぶん赤旗」2016年5月20日付】