埼玉県原爆被害者協議会は7月31日、さいたま市の浦和コミュニュティセンターで「第31回埼玉県原爆死没者慰霊式」を行いました。270人が出席し、「慰霊碑」に献花して原爆の犠牲者を追悼しました。
田中 熙巳会長は、核兵器を禁止し、廃絶する条約をすべての国が結ぶことを呼び掛ける新国際署名の取り組みを紹介しながら「核兵器や原発のない世界、核の脅威のない世界の実現に向けて活動を続けます」と表明しました。
各政党の代表があいさつし、日本共産党の塩川鉄也衆院議員は「核兵器のない世界、原発ゼロの社会の実現へ共に力を合わせます」と語りました。共産党から梅村さえこ衆院議員、秋山文和県議、さいたま市議も出席しました。
広島ピースツアーに参加する高校生があいさつし、葭田周作さん(15)=秩父市=は「戦争を学び、歴史の真実を語り継いでいかなければ」と決意を語りました。
【「しんぶん赤旗」2016年8月2日付】