日本共産党の梅村さえこ衆院議員は20日、埼玉県越谷市の視覚障がい者の地域活動支援センター「ひかりの森」を訪問しました。金子正江県議、工藤秀次市議が同行しました。
「ひかりの森」には、市内外から60人ほどの利用者が通い、点字指導や白杖(はくじょう)歩行の訓練などを行っています。梅村氏らは、利用者による音声パソコンを使った作業や点字名刺の製作の様子を見学しました。
梅村氏らが松田和子理事長に国政などへの要望を聞くと、「自分も病気で目が見えなくなったが、障がいがあってもいろいろなことができる可能性があるという思いから、ここではいろいろなことにチャレンジしている。こういう施設は全国にあるべきだと思うし、自治体に一つは必要です」と語りました。一方で、利用者の送迎車の維持費や人件費など財政的には苦しいと話しました。災害時の避難についても困難を抱え、地域や行政の協力が必要だと訴えました。
東京都の地下鉄駅ホームで起きた、視覚障がい者の転落死亡事故に触れ「ぜひ、白状を使っている人がいたら声をかけて手伝ってほしいし、理解してほしい」と語りました。
梅村氏らは「国会議員、県議、市議が連携し、議会でも視覚障がい者のみなさんの現状を訴えていきたい」と応じました。
【「しんぶん赤旗」2016年9月23日付】