NHKの籾井勝人会長の再任を許さない緊急集会「籾井会長のNO!取りもどせNHKを視聴者の手に」が、4日、衆院第1議員会館で開かれました。主催はNHK全国退職者有志。180人が集まりました。
籾井会長の任期は来年1月まで。NHK経営委員会は、次期会長の選任作業に入っています。退職者有志は、「次期会長候補推薦委員会」を立ち上げ、会長にふさわしい人の選考を行っています。
集会では、上村達男元NHK経営委員、早稲田大学教授が基調報告。NHK会長の要件として経営員会が掲げている「NHKの公共放送としての使命を十分に理解している。」「人格高潔であり、広く国民からの信頼を得られる」「政治的に中立である」などの6項目を提示し、いずれに照らしても経営委員会として籾井会長が適格だとはいえないとのべました。上村氏は「再任は何が何でも阻止しなければならない」と話を結びました。
次いで砂川浩慶メディア総研所長・立教大学教授、上原公子元国立市長(東京)、小林緑元NHK経営委員、国立音楽大学名誉教授、岩崎貞明『放送レポート』編集長がリレートーをしました。
砂川教授は「(会長選考の)公開性と透明性が大事。ポスト籾井を考えていくことも大切」とのべました。上原さんは「(会長選考は)推薦委員会のやり方がいちばんいいと思います」と発言しました。
日本共産党の梅村さえこ、民進党の奥野総一郎の両衆院議員があいさつしました。
【「しんぶん赤旗」2016年10月5日付】