埼玉県中央メーデーは、さいたま市の北浦和公園で開かれ、1500人が参加しました。安倍暴走政治ストップや大幅賃上げ、過労死根絶などのスローガンを掲げ、集会とデモを行いました。
伊藤稔実行委員長(埼労連議長)は、埼労連が実施した「最低生計費調査」では、単身の25歳の男性が。「健康で文化的な最低限度の生活」をするためには月収24万円、時給1400円が必要との結果が出たことを紹介し「県の最低賃金は845円であり、到底足らない」と指摘。
「職場で組合員が要求を練り上げ、会社との交渉や署名を集めよう」と呼びかけました。
頼高英雄蕨市長、日本共産党の梅村さえこ衆院議員らが来賓あいさつ。梅村氏は、国会で長時間労働の問題などを取り上げてきたことを紹介し「8時間働けば普通に暮らせる社会や最低賃金の引き上げ、人間らしく働けるルールの実現へ全力をあげます」と述べました。
伊藤岳参院埼玉選挙区候補、衆院小選挙区候補らも参加しました。
民間認可保育園で働く福田侑美さん(23)は「保育士は責任が重いのに給料が安い。1人暮らしだけど生活はギリギリで、好きな仕事だけどつらい。もっと保育士を増やしてほしい」と話しました。
【「しんぶん赤旗」2017年5月2日付】