禁止条約批准/頼高市長訴え/埼玉・蕨
「しんぶん赤旗」8月7日付・首都圏版より
広島に原子爆弾が投下された6日、埼玉県蕨(わらび)市の原水爆禁止協議会は市内の長泉院で「第53回わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭」を行い、50人が参加しました。
参加者は午前8時15分に市が鳴らすサイレンにあわせて黙とうし、核兵器廃絶への願いを込めて鐘をつきました。
頼高(よりたか)英雄市長があいさつし、昨年、国連で核兵器禁止条約が採択されたことは、被爆者らの粘り強い運動の成果だと強調。「唯一の被爆国である日本政府に条約を批准させる、明確な目標に向けて頑張りましょう」と呼びかけました。
埼玉県原爆被害者協議会(しらさぎ会)の高橋溥(ひろし)事務局次長もあいさつ。広島の爆心地から1・5キロほどの場所で被爆し、火に覆われて家もつぶされる中で、何とか生き延びた体験を語り「(各国の政府が)できるだけ早く核兵器禁止条約に署名・批准し、核兵器も戦争もない平和な世界になってほしい」と話しました。
日本共産党の梅村さえこ参院比例予定候補、市議団も参加しました。