「しんぶん赤旗」10月1日付・13面より
日本共産党茨城県委員会と同県議団は27日、台風15号で県内の農作物への被害が広かっていることを受け、農林水産省に対し農家への支援強化を求めました。要請は▽「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」を本県に発動する▽倒壊したパイプハウスなどの撤去と再建、修繕への支援策を講じる▽水田活用の直接支払い交付金のうち飼料用米の数量払いについて柔軟な対応をする――の3点です。
山中たい子、江尻加那両県議、川澄敬子茨城町議、大内久美子、上野高志両党県副委員長が参加し、塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補が同席しました。
県内の農業分野の被害総額が約44億円にのぼり、倒壊したパイプハウスなどの農業用施設の被害が被害全体の75%となっています。
農水省の担当者は、「支援交付金」の発動も含め「被害に対してどういう対策を打てるか鋭意検討している」と回答。飼料用米への交付金支給については、稲が倒れるなどの被害が出ていることは承知しているとした上で、「適切な支払いができるよう柔軟に対応していきたい」と答えました。
山中県議団長は、「農家の負担がないように支援の仕組みと対策を早急にとってほしい」と求めました。