「しんぶん赤旗」4月18日付・首都圏版より
日本共産党の梅村さえこ衆院北関東比例予定候補と江尻加那茨城県議、大内久美子、上野高志の両県副委員長らは14日、新型コロナウイルス感染拡大による県北地域の観光や農業への影響についてJAやホテル関係者と懇談しました。
JA全農いばらきの畜産部長は「外食の和牛消費が減り、県産『常陸牛』の相場が2~3割下がっている。牛マルキン(肉用牛肥育経営安定特別対策事業)の負担金免除や融資返済の猶予を」「県は意欲のある農家に支援すると言うが、繁殖農家も肥育農家もみんながんばっている。資金繰りが苦しい中小家族経営農家に特段の配慮が必要だ」と語りました。
大子温泉のホテルでは、4月に1200人のキャンセルが出たことを受けて5月6日までの休業を決定。パートを含め従業員46人を自宅待機とし、雇用調整助成金の説明会を行う予定です。支配人は「昨年の台風被害からようやく立ち直り始め3ヵ月が限界」とし、雇用を守るための補償を求めました。
北茨城市の老舗旅館・レストランは「社会保険料などは支払い猶予ではなく減免してほしい」と訴えました。市商工会も「政府が行う中小・小規模事業者への給付金について、早く実施要綱を下ろしてほしい」と要望がありました。