「しんぶん赤旗」10月15日付・地方総合ページより
「(同性カップルは)子どもをつくらない。“生産性”がない」「(同性愛は)趣味みたいなもの」―。いずれも自民党国会議員の発言です。自民党の体質ともいえる性的少数者に対する差別発言に抗議の声と行動が広がっています。
自民党の杉田水脈衆院議員が性被害者支援をめぐる議論の中で「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したことには13万人分を超える抗議署名が集まっています。
11日、性暴力根絶を求めるフラワーデモが首都圏では茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、東京などの都県で行われました。
うそつきとは言わせません
さいたま市JR浦和駅東口での行動では、呼びかけ人の野田静枝さんが「うそつきだなんて誰にも言わせません。私たちには、上を向いて笑う権利があります」と訴えました。
日本共産党の梅村さえこ前衆院議員、立憲民主党の小宮山泰子衆院議員、武正公一前衆院議員、社民党、れいわ新選組の県や地域の代表らがスピーチ。国民民主党からメッセージが寄せられました。
梅村氏は「世界でジェンダー平等の大きな流れがあるのに、日本では政権党から杉田氏のような発言が出ている。こんな政治は変えよう」と呼びかけ。武正氏は「女性が働きやすく、子育てしやすい社会へ野党で連携したい」と述べました。
参加した女性(61)は「関心があったけど、仕事や子育てで忙しく、初参加。もっと声をあげたい」と話しました。