安保破棄群馬県実行委員会は日米共同訓練初日の7日、群馬県の陸上自衛隊相馬原(そうまがはら)演習場入り口で、100人が参加して抗議活動を行いました。日本共産党の梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、たなはしせつ子衆院群馬1区予定候補、はぎわら貞夫同4区予定候補も参加しました。
実行委員会の生方秀男事務局長が「オスプレイを飛ばし、日本をアメリカの戦争に巻き込むための訓練に抗議を」とあいさつ。群馬県労働組合会議の安藤哲雄事務局長が「集団的自衛権行使や敵基地攻撃能力保持を目的とした訓練だ」と指摘し、PCR検査をしない米兵100人が前橋市内の民間ホテルに宿泊するなど、感染防止の観点からも中止すべきだと強調しました。
梅村氏が「声を上げて訓練をやめさせよう」と訴えました。
群馬県議会でも同日、共産党の伊藤祐司県議が、米軍オスプレイが3日から県内で低空飛行を行っている目撃情報があることを紹介。また、宮崎県の訓練では米兵全員に行ったPCR検査も、今回は拒否しているとして「県の『安全な飛行、検査を』という最低限の要請を無視している。厳しく抗議し、毅然(きぜん)とした対応を」と迫りました。
県は再度の申し入れを約束し、「最低限、ホテルに泊まる兵士の検査を要請している」と答弁しました。