野党共闘を進める埼玉女性の市民連合は12日、さいたま市のJR浦和駅東口で、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の辞任を表明した森喜朗氏の女性蔑視発言に抗議し、緊急宣伝をしました。日本共産党の梅村さえこ衆院北関東比例予定候補が参加しました。
参加者は「森さんの発言は女性蔑視であるうえに、『会議は発言が少ない方がいい』というのは、民主主義を破壊する言葉です」「僧侶をしていますが、女性の僧侶も男性社会の中で苦労しています。今、声を上げることが、政治を変える一歩になります」とリレートーク。ジェンダー平等などを求める署名も呼びかけました。
梅村氏は「森氏個人だけの問題ではなく、組織としての責任も問われている。森氏の辞任で終わらせるのではなく、社会そのものがジェンダー平等へと前進するきっかけにしていかなければ」と訴えました。
署名に応じた男性(82)は「辞任は当然。世界にあんなひどいことを発信されてはかなわない」と話し、女性(73)は「もっと早く辞めるべきだった。みんな意見があるから発言しているのに、森さんの態度は良くない」と語りました。