「しんぶん赤旗」2月19日・12面より
梅村氏が参加
埼玉県川口市で17日、反貧困ネットワーク埼玉が路上生活者支援の夜回りを行いました。ボランティアら約20人が参加しました。
夜回りの参加者は、食料やカイロ、マスクをセットにした袋を手にJR川口駅周辺を回りました。
寝袋姿でベンチに横になっていた男性(60)に声をかけたボランティアは、体調やコロナ禍の影響などを聞き取り、生活保護を勧めるなどしました。
男性は約1年前から路上生活していると述べ「コロナで仕事が減った。今は週1回の仕事をしながら、手もちのお金を崩して生活しています。生活保護は扶養照会で親族に連絡がいくのが嫌だ。連絡されなきゃ利用したい」と答えました。
ボランティアは、国会で厚生労働大臣が生活保護申請で扶養照会は「義務ではない」と答弁したことや、申請への同行支援もできるなどと説明。支援団体の連絡先を渡しその場を後にしました。
同ネットワーク事務局の永山淳子さんは「路上生活者が増えています。扶養照会を無くし、必要な方が利用でき居宅での保護が求められています」と話しました。
日本共産党の梅村さえこ前衆院議員が参加しました。