9日告示(23日投票)された、さいたま市長選に立候補した「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお候補(68)=無所属新、日本共産党支持=はJR大宮、浦和両駅前などで「あったか市政」への転換を訴えました。
前島氏は、小学校教員や労働組合運動を経験するなかで、子どもからおとなまで貧困の広がりを実感したとして、一騎打ちとなった清水勇人市長(59)=無所属=の市政は高い水道料金や学校給食費の値上げを押し付ける「冷たい市政だ」と枇判。「大型開発や市庁舎移転に多くのお金を使う市政を、一緒に声をあげて変えましょう」と力を込めました。
大宮駅前では日本共産党の塩川鉄也衆院議員、産婦人科医師の芳賀厚子さん、埼玉県教
職員組合の北村純一委員長、難波幸一弁護士が応援。浦和駅前には共産党の梅村さえこ衆院北関東比例予定候補も駆けつけました。
塩川氏は「国に対して五輪中止や、病床削減などおかしいことにはっきりとものが言える市長に」と訴えました。
訴えを聞いた女性(54)と夫(57)は「子どもが前島先生の元教え子です。弱い者に寄り添ってくれる人だから、ぜひ市長になってほしい。新しい市庁舍より、少ない医師やベッドの数を何とかして」と話しました。