埼玉県戸田市の住宅密集地に野村不動産株式会社が24時間365日稼働の大型物流施設(高さ29.99メートル、延べ床面積約6万4千平方メートル)を建てようとしています。13日、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補は、本田哲、武藤葉子の両市議、伊藤岳参院議員秘書らと現地を視察しました。
建設予定地は田辺三菱製薬の事業所跡地です。住民有志でつくる「川岸地区の生活環境を守る会」が独自に作成した模型や資料を使い、狹い生活道路に大型トレーラーが出入りする危険性を説明。特に、戸田第二小学校と喜沢中学校の通学路を45フィートコンテナ積載の大型トレーラー(全長約18メートル)などが通り、子どもの安全が脅かされると強調されました。
市議会でも「守る会」からの安全対策を求める請願が全会一致で採択されています。
さらに交通渋滞など生活環境への影響が大きいにもかかわらず、極めて狭い範囲の住民にしか建設計画の説明がされておらず、現在の解体工事の振動や騒音、粉じんなどには「我慢も限界」との強い訴えがありました。
梅村氏は「あまりにも住民の声を無視した危険な計画。住宅密集地に24時間稼働の大型物流施設の建設がいいのかも問われなければならない。住民の安心安全な生活を守るために力を合わせていきたい」と述べました。