日本共産党の塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、村岡正嗣埼玉県議は30日、埼玉県川口市の埼玉協同病院を訪ね、増田剛院長らからコロナ感染拡大への対応などについて話を聞きました。
塩川氏は、埼玉県を含む首都圏で相次いで新規感染者数が過去最多となり、再び緊急事態宣言発令が決まる中で医療は逼迫(ひっぱく)し、自宅療養や入院調整中の人が増えているとして「ぜひ現場の実態を聞かせてほしい」と述べました。
増田院長らは、同病院の発熱外来の陽性率が30~40%台と顕著に上がっており、保健所が濃厚接触者を追う余裕がなく、発熱外来に来た人が後から濃厚接触者だと判明した事例もあると紹介し、「今こそ、東京や埼玉などに大規模検査が必要です」と強調。感染拡大を止めるためにも、東京五輪は中止すべきだとして「『オリンピックをやめたんだから、みんな頑張ろう』と言うのが、一番強烈なメッセージになるのでは」と話しました。
塩川氏は「五輪中止を訴えるとともに、検査の拡大や医療機関への支援、困難な状況にある事業者への補償などを求めていきます」と応じました。