埼玉県の「安保法制廃止・立憲主義の回復をめざすオール一区連絡会」は25日、総選挙で市民と野党の共闘による政権交代を果たそうと、さいたま市岩槻区で渡辺治・一橋大学の名誉教授を迎えた講演会を開きました。
渡辺氏は、安倍・菅政権が進めてきた新自由主義政治によるコロナ対策の破綻や、戦争する国づくりなどの悪政について解説し「これらの悪政を変えるには政権交代しかない」と強調。「6年に及ぶ共闘の成果と発展をふまえ、市民と野党の共闘が選択肢となって国民の前に姿を現すことが必要です。そのためにも、市民か声をあげよう」と呼びかけました。
野党から、日本共産党の梅村さえこ衆院北関東比例候補、立憲民主党の武正公一前衆院議員、社民党県連合顧問の佐藤征冶郎元岩槻市長、れいわ新選組の田島剛埼玉県第2区総支部長があいさつしました。
武正氏は「野党のみなさんと、民主主義・立憲主義や地元の諸課題でともにたたかう衆院選に」と表明。梅村氏はコロナ対策より五輪優先の菅政権を批判し「自己責任の政治ではなく、暮らし優先・民主主義を守る新しい政冶を野党連合政権で実現しよう」と呼びかけました。