梅村さえこ-日本共産党党中央委委員・子どもの権利委員会副責任者
子育て・女性

戦前の闘いに共鳴/群馬・伊勢崎/市田氏

 日本共産党の群馬県伊勢崎佐波地区委員会と東毛地区委員会は28日、市田忠義副委員長を迎え、演説会を伊勢崎市内で開きました。

 市田氏は「入党懇談会ではないですが、Q&A方式で語ってみます。ざっくばらんに話します」と前置きし、「裏金問題・政治刷新における党の役割」「物価高騰から格差の拡大への対応」「ASEANの平和外交」「未来社会の見方」などを説明しました。

 市田氏は、戦前の闘いと共産党員の人間性のあり方に話をすすめました。伊勢崎の地で起こった「小林多喜二奪還事件」や映画になった伊藤千代子の恩師が群馬の土屋文明であったことにも触れながら、戦前の活動家の市川正一や小林多喜二の家族思いのエピソードを語りました。

 拷問で亡くなった多喜二に呼びかけた母の言葉を読み上げた時は、胸震える思いが会場に伝わりました。最後に「60年前に私も入党する際に逡巡(しゅんじゅん)しました」と打ちあけて「一緒に乗り越えましょう」と呼びかけました。

 高橋たもつ衆院群馬2区予定候補と梅村さえこ衆院北関東比例予定候補も訴えました。高橋氏は自作の歌を交えながら決意を語り、梅村氏は沖縄の少女暴行事件の隠蔽(いんぺい)にも触れながらジェンダー問題・子育て政策を語りました。

 終了後、市田副委員長を囲む懇談会を30人近くで開催。サポーターや元党員、新入党員などからの質問に丁寧にこたえました。

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