梅村さえこ-日本共産党党中央委委員・子どもの権利委員会副責任者
ほっとレポート

国会議員 駆けある記 リニアより命の対策を

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 1月14日朝、最寄りのJR蕨駅で、盲導犬と一緒だった視覚障害者の方が、線路に落ちて亡くなるという事故がおきました。

 私もほぼ毎日利用している駅。一報に大きな衝撃をうけ、夕方、日本共産党蕨市議団と事故現場に行き、手を合わさせていただくととともに、JR東日本支社の職員や駅助役から状況を聞きました。

 事故現場は階段わきと線路の間の一番狭い所。しかも、JR東日本は「声かけ・サポート」強化キャンペーン中でしたが、当時、ホームには駅員はおらず、改札は一人で、監視カメラも死角になっていたことがわかりました。

 視覚障害者のホーム転落や列車接触事故は、最近6年間で計481件にものぼります。しかし、駅ホームドア設置は全国約9500駅のうち、665駅、実に7%(2015年度末)です。犠牲となられた方は、ほぼ毎日のように同じ時間に駅を利用されていましたが、それでもおこった事故は、リニア新幹線より命を守るための対策を一刻も早く行う必要性を示しています。

 JR東日本支社は「蕨駅には20年にホームアドアをつける予定だった」と言いますが、一日も早いホームドアの設置を蕨駅はもとよりすべての駅に広げていくこと、それ待ちにならないようマンパワーの抜本的強化に力を尽くしたいと思います。

【「しんぶん赤旗」2017年2月4日付】

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