日本共産党の梅村さえこ衆院議員と酒井宏明群馬県議は16日朝、前日に発生した伊勢崎市内の突風被害の状況を視察し、被災農家などから要望を聞きました。
15日夕方に発生した突風は、伊勢崎市、前橋市などに大きな被害をもたらしました。
屋根や壁がブルーシートに覆われた住宅で後片付けをしていた男性は「すぐ裏にある資材置き場からパイプや材木が飛んできて怖かった。開いた穴から雨漏りし、建設会社から壁や屋根を全部張り替える必要があると言われた」と話しました。男性宅では、車のフロントガラスやブロック塀の一部が損壊していました。
昨年大雪被害に遭い、ビニールハウスが倒壊し、今年3月に再建したばかりのトマト農家の男性は「40年ほど農家をやっているが、今までこんな異常気象はなかった。昨年の大雪被害では補償金が9割出たから、自分で少しずつ直しながらやってこられた。前回のような補償が出なければもうやめるしかない」と話しました。
梅村氏は「政府に要望をしっかり伝えていきたい」と話しました。
【「しんぶん赤旗」2015年6月17日付】