戦争法が施行された29日、戦争法の発動を許さないとともに、廃止を求めて、国会正門前で行動が取り組まれ、「戦争反対」「安倍はやめろ」とコールを響かせました。午後7時半まで行われた「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の行動には、3万7000人が参加。その直後から行われたシールズ(自由と民主主義のための学生緊急行動)と」「安全保障関連法に反対する学者の会」の行動では、さらに参加者がふくれあがりました。この日、全国各地で行動が取り組まれました。
国会正門前大集会では、4野党の代表が連帯のスピーチを行いました。日本共産党の山下芳生書記局長は「戦後初めて自衛隊が海外で殺し殺される道に踏み込もうとしている。断じて許せません」と厳しく批判。参院1人区の野党統一候補の擁立が次々に進んでいることを報告し、「解散に備え、衆院でも野党選挙協力を進めたい。これまでも難しいハードルを皆さんの後押しで乗り越えてきた。これからも乗り越えられると確信している。安倍政権打倒、戦争法廃止で新しい政治を一緒につくろう」と呼びかけました。
民進党の枝野幸男幹事長は「立憲主義、民主主義を守るために最大限のことをする」と発言。社民党の吉田忠智党首は「戦争法廃止に向けて国民世論に訴えよう」、生活の党の玉城デニー幹事長は「思いを一つにして頑張ろう」と訴えました。
【「しんぶん赤旗」2016年3月30日付】