「しんぶん赤旗」2018年2月28日付・首都圏版より
原発の再稼働に反対する市民が構成する「原発再稼働に反対する埼玉連絡会」は20日、さいたま市浦和区で街頭宣伝、デモ行進をした後、県議会に請願を提出しました。
請願は福島第1原発事故後、いまだに5万人以上の避難生活者がいる実態に触れ、県議会で可決された原発再稼働を求める意見書に対し、「埼玉県が原発のリスクを地方に押しつけ、意見書を採択したことは断じて認められない」と厳しく批判しています。
その上で、県に対し、国内の全原発について再稼働をしないよう求める意見書を国に提出することを求めています。
街頭宣伝で連絡会のメンバーは、「原発立地県のことを考えずに再稼働を推進したことは恥ずかしいことだ」と県議会を批判し。
「県議会の決議は決して許さない」と怒りを込めて訴えました。福島からの避難者の女性は意見書に賛成した議員に対し「福島県民はどうして人生を狂わされたのか考えてほしい」と声を上げました。
演説後JR浦和駅から県庁までデモ行進をし、1371人分の請願内容に賛同する署名とともに請願を提出しました。
日本共産党の梅村さえこ前衆院議員・参院比例予定候補も行動に参加しました。