「しんぶん赤旗」4月3日付・5面より
消費税廃止各界連絡会(各界連)は2日、東京・新宿駅西口で、消費税増税の中止を求める宣伝・署名に取り組みました。
今回は署名のほかに、シール投票も行われました。23人が“投票”し、10%増税に賛成した人はゼロ、増税に反対した人は20人でした。佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問について「疑惑が深まった」と答えた人は17人でした。
シール投票や署名を通じて対話になりました。東京都新宿区の男性(78)は、「庶民の生活を理解できない安倍首相の政策は、『アベノミス(失敗)』です。早く退陣してほしい」と夫婦で増税中止を求める署名用紙にサインしました。
同じく署名に応じた新宿区の男性(55)は、「消費税を上げれば、国民の消費意欲もなくなり、景気も悪くなる」と語りました。
約1時間の宣伝で、署名した人は50人でした。
全国商工団体連合会の鎌田保副会長は、「多数の中小業者を廃業に追い込む消費税10%を中止させよう」と訴えました。日本自治体労働組合総連合(自治労連)、全国保険医団体連合会(保団連)の代表も訴えました。
日本共産党から岩測友参院議員と梅村さえこ参院比例候補が参加。マイクを握った岩測議員は、「格差と貧困を広げる消費税増税はやめさせよう」とのべ、森友学園の公文書改さんで国民の怒りが広かっていることにもふれながら、「野党と国民の世論の力で安倍内閣を退陣に追い込もう」と呼びかけました。