「しんぶん赤旗」5月2日付・首都圏版より
第89回メーデー/各地で集会・パレード
埼玉県中央メーデーは、さいたま市の北浦和公園で開かれました。強い日差しのなか1800人が参加し、集会とデモを行いました。
あいさつした伊藤棯実行委員長(埼労連議長)は、韓国と北朝鮮の首脳会談にふれ、北朝鮮との対話を否定してきた安倍政権を批判。「市民と野党の共闘が進むなかで、私たちは対話を重ねて運動をつくってきた。今年のメーデーを新しい社会の幕開けを告げるものとし、その担い手となろう」と呼びかけました。
日本共産党から、塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ参院比例予定候補、伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補らが参加。あいさつした塩川氏は、労働者や市民のだたかいを背に、国会では野党が結束してたたかっていることを紹介し「安倍政権を退陣に追い込む、大きなうねりをつくろう」と訴えました。
埼玉弁護士会の松苗弘幸副会長、蕨市の頼高英雄市長、「オール埼玉総行動」の小出重義実行委員長もあいさつしました。
同僚と参加した、保育士の女性(30)は「保育士は子どもの命を預かる仕事なのに給料が安く、余裕がない。もっと賃金を上げてほしいし、保育士も増やしてほしい」と話しました。