「しんぶん赤旗」11月29日付・地方ワイド版より
さいたま市の「さいたま北部医療センターを充実・発展させる会」は27日、同市北区で公立・公的病院「再編統合」を考えるシンポジウムを開きました。
同センターは昨年3月に新病院として移転したばかりですか、厚生労働省から「再編統合の議論が必要」と名指しされています。
医師や国会議貝、労働組合の代表が発言。立憲民主党の阿部知子衆院議員(小児科医)は、国が病床削減を進めてきたことを批判し「医療は ″金食い虫″ではありません。地域を支えるものとして、みんなで守りましょう」と呼びかけました。
埼玉県医療介護労働粗合運合会の藤田省吾書記長は、コロナ禍で厳しい医療現場の実態や、マンパワーが足りない現状を訴え。NPO法人医療制度研究会副理事長の本田宏医師は、過去の世界的な感染症は、社会・政冶を変えるきっかけになったと指摘し「コロナで医療は大事だと気づいた今が、頑張りどきです」と語りました。
日本共産党の梅村さえこ前衆院議員は、共産党が公立・公的病院の重要性を訴えてきたことを紹介し「コロナ禍でも軍事費に5・5兆円も使うような政治を変え、みなさんの税金を医療や福祉に使わせましょう』と呼びかけました。