「戦争させない!埼玉の会」は、東日本大震災・福島原発事故から10年になる11日、福島県双葉町から避難してきた鵜沼久江さんと懇談しました。日本共産党の梅村さえこ衆院北関東比例予定候補や、日本共産党も加わる「みんなのさいたま市をつくる会」の前島英男市長予定候補も出席しました。
鵜沼さんは、今でも自宅付近の放射能は東京都の20~30倍の数値だと告発し、「政府は来年避難区域をなくすと言っている」「総理大臣に子どもも孫も連れて放射能が出ているところに住んでほしい」と批判。「50頭ほど飼っていた牛の何頭が亡くなったかはわからない」と話しました。
避難者たちの悩みについて聞かれ、「アルコール依存症の人が増え、家族から連絡が来なくなった人もいる」「孫も『死ね。消えてしまえ』と書かれた紙が学校中を回り、転校も5回した」と訴えました。
梅村氏は「避難者の苦しみを10年たってじかに聞き、忘れちゃいけない現実かある、政冶の責任を果たさなければならないと改めて感じた。やはり原発は無くさなければ。被災者支援のためにも実熊調査を強めていきたい」と話しています。