「しんぶん赤旗」8月9日・3面より
消費税5%減税実現必ず/北関東(定数19)/梅村さえこ(57)
「アカにするために育てたんじゃない」。大学卒業の時、日本民主青年同盟の専従になると両親に告げた時、母は泣きました。でも直後の国政選挙で両親は「共産党」に入れてくれました。うれし涙がこぼれました。
私の入党の原点は、「戦争反対」「女性も自立して生きられる社会に」です。母は、名古屋の大空襲で父を亡くし、中学を出て働きました。農家の「本家」の「嫁」になじめず「家」を出たかった母は「経済的に自立した女性になってほしい」とも言いました。
なぜ両親は働いても豊かにならないのか、女性差別、管理教育はおかしい―もんもんとする中、大学で学び行動する先輩たちに出会い、日本共産党が命がけで侵略戦争に反対したことを聞き「この党なら」と入党しました。
党綱領と科学的社会主義を学び、さらに“目からうろこ”。「搾取のしくみ」を知り、両親の苦しみの根っこがわかりました。社会はジグザクでも必ず変化・発展することはその後の指針となりました。
33年間の消費税をなくす会の活動では「必ず社会は変わる」が支えました。共産党以外の政党が増税推進となる中、「消費税廃止はもう無理」の声も広がりました。「絶対にあきらめない」。共産党は綱領の目で分析し、消費税が大企業減税や米国のための軍事財源に使われているカラクリを明らかにしました。消費税廃止運動はどんなに励まされたでしょう。
消費税5%減税が野党連合政権の旗印になる可能性のある情勢がとうとう来ました。政権交代へ頑張ります。
前衆院議員(1期)、党中央委員