歴史的総選挙の投票日(31日)まであと2日となった29日、日本共産党は、全国どこでも大激戦となっている比例11ブロックすべてでの議席獲得と議席増を何としても勝ち取ろうと、志位和夫委員長が千葉・埼玉・東京を終日駆け巡ったのをはじめ、候補者を先頭に全国の党支部が後援会、サポーターとともに宣伝、対話に全力をあげました。志位氏は「この選挙で国民が審判を下すべきは、岸田首相がいま何を言っているかだけではありません。この9年間の安倍・菅政権への総決算の審判を下していただきたい」と強調。「野党共闘の力で政権交代を実現し、国民の声が生きる新しい政権をつくりましょう。そのためにも、どうか比例代表では日本共産党を伸ばしてほしい」と訴えると、各地で「がんばろう」という声援と大きな拍手が湧き起こりました。
志位委員長は、全国11の比例ブロックすべてで訴えてきたとして、「日本共産党への新しい支持と期待の声が広がり、野党共闘が力を発揮している」と強調。「あと2日頑張り抜けば、躍進のチャンスはあります。同時に、相手も必死です。必死さで後れを取ったら、残念な結果にもなりかねません。選挙は最後の最後まで頑張った者が勝ちます。どうかみなさんの力をお与えください」と熱く呼びかけました。
志位氏は、「この総選挙で国民が審判を下すべきは、岸田新首相がいま何を言っているか、だけではありません」と指摘。「この9年間の安倍・菅政権が、何をやってきたのか。これを一つひとつ思い起こし、総決算の審判をくだしていただきたい」と強調しました。
志位氏は、「アベノミクス」で、自己責任を押し付けて格差と貧困を広げ、「森友・加計」「桜を見る会」の国政私物化疑惑では、政治のモラルは地に落ちたと批判。新型コロナでは、やるべきことを怠り、医療崩壊を起こし、「自宅療養」を強いられて、たくさんの方が命を落としたと告発し、「こんな政治を岸田新首相は反省もなく引き継ぐと言っています。自民党・公明党の政治は、もう終わりにしようじゃありませんか。野党共闘の力で、みんなの力で政権交代を実現し、国民の声が生きる新しい政権をつくる総選挙にしていきましょう」と力を込めました。
その上で、志位氏は、「そのために比例代表で日本共産党を伸ばしてください。比例代表は、広いので見えづらいのですが、一票一票を争う大激戦・大接戦になっています。この接戦を抜け出して、どうか日本共産党の躍進を勝ち取らせてください」と訴えました。
志位氏は、コロナから命と暮らしを守る日本共産党の提案、新しい日本をつくる「四つのチェンジ」をくわしく訴えました。
野党共闘に話を進めた志位氏は、共通政策、政権合意、選挙協力の「3点セット」がそろってのたたかいになっていることにふれ、「あと2日間の頑張りで、日本を変えられます。あなたの1票で政治は変えられます。あなたの1票で政権も代えられます。政権交代を始めようではありませんか。そのためにも、ブレずに、誠実に、共闘の発展のために力をつくす共産党を比例代表で躍進させてください」と力を込めると、盛大な拍手が湧き起こりました。
埼玉・浦和駅前では志位氏が、「比例北関東では、塩川鉄也さんの議席を守り、2議席目をどうしても獲得したい。梅村さえこさんは当落線上で、手がかかったところです。押し上げられるかどうか。これからが勝負です。あと5票、10票と、『比例は日本共産党』と広げていただき、再び梅村さんを国会で大活躍させていただきますよう、絶大なご支援をお願いします」と呼びかけました。大接戦となっている埼玉1区の、たけまさ公一候補(立憲民主党)の支援を訴えました。
梅村北関東比例候補は「消費税は減税、廃止へ。逆立ちした税制を政権交代で変える仕事、私にさせてください」と訴えました。