2学期がはじまり、母としてはホッとするこの時期。小6の息子は、1学期の終わりに、「夏休み 最終日に 大苦戦」の俳句をつくりましたが、結局、最終日に悪戦苦闘。
それでも、いつもと違う夏休みになったのではないかと思うのは、戦後・被爆70年の夏を、親子で一緒に学び行動できたからです。
「埼玉・平和のための戦争展」や、8月6日には広島の原爆資料館、国会包囲行動にも一緒にでかけました。
「こんなにひどいことがあったんだね」。8時15分で止まった時計、12歳で亡くなった佐々木貞子さんことなど真剣に見入り、夏休みの宿題にまとめました。
私も小さい頃よく戦争の話を聞きました。母からは空襲で祖父を亡くしとても苦労したことを聞かされ、祖母からは「お茶わんのごはんは一粒も残してはいけないよ。戦争中は食べ物がなかったんだから」と言われ育ちました。母や祖母が私に伝えてくれたように、私は子どもたちの心に残るものを何か残せているだろうかと常々思ってきました。それが少しできた夏だったように思います。
戦争法案廃案へ正念場。子どもたちに平和のバトンを渡すため頑張ります。
【「しんぶん赤旗」2015年9月5日付】